意外な業界も参入?!世界ではCBDってホントに身近になってきてるんですね。

2020年5月15日

意外な業界も参入?!世界ではCBDってホントに身近になってきてるんですね。

日本ではCBD製品と言えばオイルやリキッドなどがほとんどですが、世界では「え、こんな業界にもCBDが?!」と驚くような業界が参入しています。

規制の厳しい日本では、まだ売られていないものばかりですが、世界でCBDがどう注目されているのかが感じられると思いますよ。

多様化していくCBD製品の数々

日本でも少しづつ浸透しているCBD製品ですが、そのほとんどはオイルやリキッドだけ。

参入業種も美容や健康関連だけかと思われがちですが、CBD先進国アメリカをはじめ、海外では様々な業界が参入しているんです。

今回は、ファッション業界とアルコール業界の動きをご紹介していきます。

ファッション業界でもCBDは大注目

ファッション業界でもCBDは注目されており、まだ国内では取り扱っているお店はほとんどありませんが、海外では有名ブランドが手を挙げ始めています。

美容や健康という点で関連付けているのかと思いましたが、他にも理由はあるようです。

アバクロでCBDスキンケア製品が販売開始

アバクロでCBDスキンケア製品が販売開始
洋服のブランドで有名なアバクロ(Abercrombie & Fitch)ですが、日本でも銀座店がオープンした際は、外国人メンズモデルが接客をしたりして話題となっていましたよね。

そんなファッション業界のアバクロが、CBD配合のボディローションやバーム、リップバーム、スクラブなどの取扱を開始したんです。

実は、アバクロの株価は年々降下傾向にあり2019年には20%も下落・・・一方、急速な成長を見せているCBD業界は、ある専門企業のリサーチで、2022年までに約2.3兆円規模の巨大市場になることが予想されました。

そうした理由から、アバクロ&フィッチはGGBとパートナーシップを組むことを決意、GGBも顧客の更なるアクセスが見込めるということがあり、相乗効果が期待されています。

アメリカンイーグルは若年層をターゲット

アメリカンイーグルは若年層をターゲット
「アメリカン イーグル アウトフィッターズ(American Eagle Outfitters)」が、ジェンダーレスなビューティーケアライン「MOOD」をリリース。

アメリカンイーグルと言えばカジュアルファッションでお馴染みのブランド。

同社のオリジナルCBDブランド「MOOD」は、ファッションブランドらしいオシャレなボトルデザインが目を引きます。

若年層をターゲットとしている点も他社とは少し違う点です。

バーニーズ・ニューヨークの「ENDOCA」

バーニーズ・ニューヨークの「ENDOCA」
かなり早い段階でCBD製品の取り扱いを始めたのが、バーニーズ・ニューヨーク(BARNEYS NEWYORK)。

日本ではファッションブランドとしてのイメージが強いですが、もともとは米国の高級百貨店チェーンで、2020年2月末に百貨店としての幕を閉じています。
*国内店舗とは資本関係にないので、日本では営業を継続しています。

バーニーズ・ニューヨークに注目したいのは、既に日本でもCBDブランド「ENDOCA」が買える点です。

ショップでもオンラインでも購入することが出来るのがポイントです。

飲料業界でもCBDがブーム

エディブル製品の中でも特に注目なのが飲料業界で、おもしろい製品が続々と登場しています。

身近なお水からジュース、ビールまで様々な企業がCBDに関心を持っていることが伺えますね。

ヘンプビールブランド「Kanar」

ヘンプビールブランド「Kanar」
チェコ共和国北部にあるボヘミアの小さな街では、ヘンプビールブランド「Kanar」が誕生、もともとクラフトビールの酒造所で、同敷地でパブも経営している地元密着型の小さな企業です。

ここで製造されているヘンプビールは、ヘンプが60%、ホップが40%、完全オーガニックをヘンプを使用し、オーガニックショップやヴィーガン、ベジタリアンの飲食店をターゲットに事業拡大を目指しています。

この「Kanar」はカンナフェスでベストビールにも選ばれていて、ヘンプビールを広めるきっかけともなっているんですよ。

参考:Czech hemp craft beer leaves the nest

THC配合ノンアルコールビール「CERIA」

THC配合ノンアルコールビール「CERIA」
アメリカのクラフトビール「BLUE MOON」の生みの親キースヴィラは、退社後にセリアブリューイングカンパニーを立ち上げ、大麻配合ビールの製造を始めます。

「CERIA」というノンアルコールビールはTHCが5mgほど含有されており、なんと発売初日にたった4時間で完売してしまうほどの人気ぶり。
※アメリカでは微量のTHCが含有されている製品の販売が認められていますが、日本では禁止となっています。

伝統的な製法で製造され、アルコールを抜いてからヘンプ成分を配合していくそうです。

参照:THC craft beer launched in Colorado by former Blue Moon brewmaster

大麻風味のビール「OLD BOY MARY JANE」

大麻風味のビール「OLD BOY MARY JANE」
エストニアのCLVフロンティアブランズからは「大麻風味」のビールをリリース、こちらはアルコールが含まれていますが、THCやカンナビノイドは含有されておらず、なんと「麻の風味」だけを残しているんだとか。

CBDを含むヘンプの製品は苦みやえぐみがあるため苦手という人も多いのですが、もともとビールやタバコ好きの人には意外と好まれるテイストなんです。

ヘンプ・フレーバーがお好きな方であれば、「ナチュラル・ヘンプ(リキッド)」や「オージークッシュ(オイル)」フレーバーも取り扱っておりますので、宜しければお試し下さいませ。

参考:Creso to tap cannabis beverage market

最後に

今回は海外のファッション業界とアルコール業界にスポットを当ててみました。

飲料業界もCBD製品には注目してますし、ファッション業界もまだまだ参入企業が増えるだろうと予想されてます。

日本ではもう少し先になりそうですが、来年に延期されたオリンピックなどを契機に、少しでも注目が集まればと思います。