韓国で「医療大麻」が導入!東アジア初の合法化、その実情に迫る!

2020年5月15日

韓国で「医療大麻」が導入!東アジア初の合法化、その実情に迫る!

お隣の国「韓国」で"医療大麻“の導入合法化されました。

これは東アジアでも初めてとなる大きな変化です。

今回は韓国の医療大麻導入後の実情やCBD製品との違いについてご紹介します。

韓国"医療大麻"導入へ

韓国では2018年におこなわれた法改正によって大麻由来薬品の輸入が可能となり、2020年からは"医療大麻"による治療もスタートすることになりました。

これは東アジアでは初めてとなる事例で、各国から注目を集めています。

これらのことから、韓国の薬物規制法にも大きな変化をもたらすことになりましたが、医療目的以外のカンナビノイド製品、及びCBD製品の輸入は禁止されたまま。

医療目的では許可されたものの、日本のように、THCを完全に除外したCBD製品であっても使用できないという特徴があります。

医療大麻の治療について

医療大麻の主な治療方法は、カンナビノイド抽出液の投薬となっています。

利用可能な患者の条件は、「希少または難病性疾患」と診断された人が対象となっており、HIVてんかんなどの治療に使われるそうです。

また、カンナビノイドには痛みを和らげる効果があることから、ガンなどの痛みを緩和するのにも使われているんだとか。

お隣の国「韓国」での医療大麻導入は、とても興味深いニュースですよね。

医療用のカンナビノイド抽出液は、医師の診断のもと、必須医療薬品センターにて購入が可能となっています。

厳しい制限と医師不足

医療大麻の合法化がスタートした韓国ですが、実情はあまり思わしくないようです。

まず、難点となっているのは専門医」の不足

韓国だけでなく東アジア全体に言えることですが、そもそもカンナビノイドの持つ潜在的な効果や効能について、一般人はもちろん医師すらも深い知識を持ち合わせていないのです。

そのため、必要な患者がいてもなかなか処方に至らないみたいですね。

また、使用における条件も厳しく、「希少または難病性疾患」であることに加え「カンナビノイドが最終選択肢である場合」のみ使用される為、なかなか処方にまで至らないんだとか。

「本当に最後の選択肢なの?」「ほかにも違う薬が試せるんじゃない?」と聞かれると、医師も判断が出来ないのでしょう。

実際、医療大麻を活用した治療は、数ヶ月でわずか300件と、専門家の予想をはるかに下回る結果に終わったんだそうですよ。

医療大麻とCBD製品の違い

「医療大麻」という言葉を耳にしたことがあっても、実際にどういったものかご存知ですか?

主な治療法は、カンナビノイド抽出液の投薬治療となり、医師の診断が必須条件です。

成分もCBDだけでなく、フルスペクトラムなどが用いられることが多く、日本で市販されている製品と違い、濃度や吸収率を高めているものが使用されます。

フルスペクトラムCBDにはTHCも含有されているため、専門医の処方がないと扱うことができないというワケです。

ですが、韓国ではTHC含有の薬剤はほとんど使われておらずCBDでの治療が主流となっているそうですよ。

こうした面を見ても、CBDは安心して使える成分であり、治療としての効果も期待できるということがわかりますね。

韓国の医療大麻導入が後押しになれば

韓国で医療大麻の使用が許可されたことを受けて、今後のCBD需要を予想してみましょう。

日本だけでなく、東アジアでは大麻違法のイメージが先行しているため、ヘンプから抽出されるCBDはなかなか受け入れられにくい成分です。

それは、CBDの効果やメリットに対する情報が不足していることも原因なんですよね。

ですが、以前もご紹介したように、コロナショックによってCBD製品の需要が急伸しています。

韓国で「医療大麻」が導入されたことも後押しとなり、今後、東南アジアでの偏見や固定念が緩和されるのでは?と期待しています。

日本でもストレスや不眠などを健康的に治療するために、CBD製品の認知が高まれば良いのですが。

最後に

今回は韓国での医療大麻導入に関する情報をお届けしました。

東アジアでは初となる隣国での導入に、日本の医療機関や企業も注目しています。

疾患治療にも応用できる成分ということで、今後の展開に期待が高まりますよね。

普段の生活にCBDを取り入れて、医薬品に頼らず、自然の力で健康を目指してみませんか?