日本は遅れてる?国内のCBD市場がなかなか発展しない理由は日本人の固定概念にあり。

2020年5月15日

日本は遅れてる?国内のCBD市場がなかなか発展しない理由は日本人の固定概念にあり。

今回は、CBDに関する国内規制や日本人と麻との関係性について書いてみようと思います。

麻から抽出される天然成分は、人間の体にプラスな効果をもたらすとして世界中から注目されています。

そんな自然療法にも用いられるCBDですが国内ではまだまだ知名度が低いですよね。

そこには日本人特有の固定概念が・・・大麻にまつわる話をいくつかご紹介しますね。

《重要》CBD製品の日本での規制について

最近は大手通販サイトなどでも目にすることが増えてきたCBD製品ですが、輸入ばかりなのが気になる方もいるかと思います。

その理由は、第二次世界大戦のGHQ(連合国総司令本部)占領時下にあった1948年に大麻取締法が制定され、以下のように規制されているからなんですね。

  • カンナビノイドを多く含有している大麻草の花や葉の利用を禁止
  • 上記に関連した製品や原料の輸入禁止
  • 麻(大麻草)の栽培は都道府県知事の許可が必要(許可の取得は非常に難しい)
  • 医療目的の利用禁止(患者、医師の両者ともに)
  • 医療目的の研究禁止
  • 大麻草の輸出入禁止(大麻研究者が厚生労働大臣の許可を得た場合のみ可)

このように日本では厳しい法律が定められているため、国内で販売されているCBD製品は輸入に頼らざるを得ない状況になっているわけです。

もちろん、日本で販売されているCBD製品は、違法成分が含まれていないことを確認した上で輸入、販売されているのでご安心してください。

大麻草と日本人の歴史的関係

日本では、CBDの原料となる大麻草(=麻)は違法薬物のイメージが先行して「危ないもの」という印象を持たれがちですが、実は日本人と「麻」には昔から密接な関係がありました。

古くは、庶民の衣類だけでなく、かごや網、建築物の材料など生活必需品として使われており、強度も高く弓や刀を貫通させにくいため、武器や鎧にも用いられていたことも。

今でも、麻を原材料とした「リネン素材」のファッションは根強い人気があり、自然素材の繊維原料のための農作物として栽培されています。

ですが、大麻取締法施行からどんどん生産者は減っていき、1950年には約25,000件ちかくあった麻農家は30件ほどにまで激減しています。

大麻の栽培はとんでもなく大変

麻農家がどんどん減っていったのにはワケがあります・・・それはとても大変だからです。

まず栽培するのには「大麻取扱免許」が必要で、更には盗難防止のための対策を講じる必要があります。

当然、盗難された場合の責任は重く、定期的に麻薬取締官などによる立ち入り検査まで。

栽培する農家さんが減ったのは、栽培そのものだけでなく管理も大変だったからであることは明白です。

大麻というだけで「危ない」は知識不足

3月に発売されたフライデーに「危険な新型合法ドラッグ「CBD」流行のウラに暴力団の影」というタイトルでCBDが記事に。

これに呆れたTWITTERユーザーが、以下のような投稿をしたところ、またたく間に「いいね」と「RT」が集まりました。

Twitter

リプライもかなりの数が集まり、一気に広まりました。

何か悪意のようなものを感じますが、こういう書かれ方をするのも大麻ドラッグという固定概念でしょう。

日本の忍者は「麻」で修行?!

日本で実在していたとされる「忍者」は、その昔麻を使って修行をしてたんだそうです。

日に日に成長していく植物を飛び越える、そんなシーンを見たことはありませんか?

実はここで使われている植物が「麻」でして、成長が早く、ぐんぐんの背丈が伸びてゆくため、忍者修行に使われていたとの記述が、歴史的資料にも残されているんだそうです。

しかし、日本のアニメでは修行用の植物はヒマワリに書き換えられていることもしばしば・・・日本の固定概念や教育の偏りを垣間見ることができますよね。

東京五輪で規制の見直しが

CBDの効果はスポーツの面でも良好な結果が出ていて、オリンピック選手も多数利用しています。

来年へと延期が発表された東京オリンピックですが、実はCBDの規制内容について問題視されていたんです。

それと言うのも、日本で使用が許可されているCBD製品は「茎と根」から抽出されたものだけですが、海外製品の多くは「花」から抽出されたものが配合されているからです。

今のままだと海外選手がCBDを持ち込んだ際に、空港で逮捕されてしまう可能性もあるため、CBD製品に関する規制は見直しが必要とされているのです。

最後に

優れた効果が期待できるCBDですが、日本国内で流通している製品から違法成分でもある「THC」が検出されたというニュースもあります。

CBD-LABOで取り扱うCBDブランド「カンナプレッソ」は、日本食品分析センターをはじめとした第三者機関から、THCはもちろん、ニコチンやホルムアルデヒド(発ガン性物質)を含んでいないことが証明されていますので安心してご利用になれますよ。

どうも最近体調が優れない、なかなか寝付けない、ストレスが溜まっているなどの体調不良のサインが出ているようでしたら、是非CBDリキッドをお試しになってみてください。