ヨーロッパのCBD事情!なんと合法化されている国は30カ国、アメリカ以上に進む「大麻」の活用方法

ヨーロッパのCBD事情!なんと合法化されている国は30カ国、アメリカ以上に進む「大麻」の活用方法

今回はヨーロッパでのCBDや麻の事情について調べてみました。

というのも、CBDと言うとアメリカに注目が集まりがちですが、実はヨーロッパではもっと昔から研究などが進められていたんですね。

今日は、その活用方法を中心に、ヨーロッパ諸国でのCBD事情についてご紹介していきます。

EU諸国でのCBDの認知度はアメリカ以上

日本ではアメリカでのブームがよく取り上げられているCBDですが、実はアメリカよりももっと昔から麻由来の製品を、生活やに取り入れているのがヨーロッパ諸国なんです。

ヨーロッパには大小様々な国がありますが、なんとCBDが合法化されている国は30カ国にも上り、その認知度はアメリカ以上と言われているんです。

EU加盟国は27カ国ですから、この数は驚きですよね。

CBDが認められている国フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、スイス、スペイン、オランダ、チェコ、ロシア、オーストリア、スウェーデン、ブルガリア、ベルギー、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、クロアチア、デンマーク、ギリシャ、フィンランド、エストニア、グルジア、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、ラトビア、ルクセンブルク、ルーマニア、スロベニア、キプロス

ヨーロッパでは嗜好品としてブームに

これだけ認知されているCBDですが、これまで健康面の効果についてはあまりスポットライトが当てられてこなかったのが実情だそうです。

どちらかといえば、CBDリラックス効果を目的とした利用方法が人気なんだとか。

意外な業界も参入?!世界ではCBDってホントに身近になってきてるんですね。という記事でもで取り上げましたが、ヨーロッパではCBDを含有したビールなどからもわかるとおり、嗜好品として人気を集めているんです。

また、麻の特性を生かした"エコ活動"や"環境改良植物"という点にも重きを置いているそうで、植えているだけでCO2削減や土壌改良に役立つエコな植物として、着目されているということですね。

ヨーロッパの医療大麻事情

韓国やタイなどアジア圏でも続々と許可されはじめた医療大麻。

アメリカではほとんどの州が規制解除もしくは解除に良好な反応を示しており、またヨーロッパでも多くの国で許可されています。

市販されるCBDは嗜好品としての要素が強いですが、CBD先進国でもあるヨーロッパでも医療大麻活用は盛んなんですよ。

日本ではまだ1つも認められていませんが、ヨーロッパでは麻由来の医薬品が4種類も認められているんです。

ヨーロッパで処方が認められている麻由来の薬品

・サティベックス(がん疼痛治療剤)
・マリノール(エイズ患者の食欲不振の治療)
・セサメット(制吐薬、また神経因性疼痛のための補助の鎮痛剤)
・ベドロカン(線維筋痛症)

意外だったのは、アメリカで承認済みの英:GWファーマ社の難治性てんかん治療薬「エピディオレックス」は、まだ臨床段階で処方が許可されていないんです。

更に、THC含有の薬品が許可されており、国ごとに含有率の規制は違いますが、チェコなどでは、なんとTHCが最大21%まで許可されているんだとか。

国によってCBDの効能への認識や研究目的の違いがあることに驚くと同時に、CBDには本当にさまざまな効果があるということがわかりますよね。

ノベルフードに認定

ヨーロッパでは今、CBD製品のサプリメント的活用法が話題となりつつあります。

その理由は、これまでグレーゾーンであったノベルフードに認定されたからですね。

ノベルフード(Novel Food)とは、欧州においてあきらかに食経験のない食品あるいは食品原料、1997年5月15日以前に食用として使用されたことのない方法で作られた食品あるいは食品原料である。

この「ノベルフード」に認定されるには、欧州安全性評価機関の審査を受け、健康や環境に対し危険性がないことを認められなければならず、認定を受けている成分は50件ちょっとしかありません。

確かにインパクトありそうですね・・・国から安全の墨付きを得たことで、その成分自体の特性や効能が再注目され人気が出てきているんだそうです。

オーガニックにとても厳しい基準を設けているヨーロッパですから、目の肥えた国民にも受け入れられたCBDは、安心して利用できる天然成分だということがわかりますね。

最後に

今回はヨーロッパにおけるCBDについて調べてみました。

しかし驚いたのはその効能についてで、「てんかん」治療薬としては臨床段階で認可されていないのに、エイズやガン関連の治療薬としては認可されているんですから、CBDの幅広い効能に驚くばかりです。

また、ヨーロッパがCBDだけでなく医療大麻においても、かなり進んでいるということがおわかり頂けたかと思います。

今後はアメリカだけでなく、ヨーロッパからのCBD輸入が増えてくるかもしれませんね。