フルスペクトラムの安全性について、読者様からの質問にお答えします。

フルスペクトラムの安全性について、読者様からの質問にお答えします。

今回は、読者様よりフルスペクトラム製品について問い合わせがありましたので、ご紹介させて頂きます。

日本のECサイトでも多く販売されているフルスペクトラムCBD製品ですが、その安全性について以下のような質問がありました。

フルスペクトラム抽出と書かれたCBD VAPEを目にしますが、これは安全なのでしょうか?また、CBDラボさんで販売されているアイソレート抽出とは何が違うのでしょうか?

値段も違いますし、少し調べてみたら危険な匂いがしたので質問したのとのこと。

そうですね・・・私の見解になりますが知ってる限りのことをご説明していこうと思います。

フルスペクトラム抽出って?

フルスペクトラムというのは、「全範囲」「全領域」という意味で、簡単に言うとヘンプに含まれるカンナビノイドを全て含んでますよ!という意味です。

ヘンプには少なくとも100以上のカンナビノイドが含まれていると言われており、カンナビジオール=CBDはその代表格の1つ。

一般的には、CBDだけでなく他のカンナビノイドも一緒に摂取したほうが効果が高まるとされており、これをアントラージュ効果と言います。

つまり、フルスペクトラムCBDと表記するメリットは、ヘンプに含まれる全てのカンナビノイドも含んでいるので、CBDよりも効果が期待できますよ!とアピールできる点にあります。

様々な成分が含まれていることからお値段も高価なものが多いですが、そのメリットを求めて「フルスペクトラム」と商品名に入れてあるものが結構出回っているのも確かです。

フルスペクトラムは日本では違法

本来の意味でフルスペクトラムCBDと言うと、実は違法成分でもある「THC」も含まれたものを指します

これは日本とアメリカの法律の違いと、ヘンプの成分によるのですが、まずアメリカではそもそもTHC自体が合法なんです。

更に、CBDを抽出するヘンプも、産業用の麻を改良して作られた品種ですが、微量(0.3%以下)ながらTHCを含んでいるんです。

ですので、アメリカで販売されているフルスペクトラム製品には、THCも少量含まれている、文字とおりフルスペクトラムCBDということです。

対して、日本ではTHCは0.1%であっても含まれてはいけないため、フルスペクトラムCBDは日本では違法になるということなんです。

偽フルスペクトラムCBDは山ほど

日本では違法になると書きましたが、ちょっと検索してみれば山程フルスペクトラムCBDと謳っている製品が出てきますよね。

当然、税関を通ってきているのでTHCは含まれていないはずですが、だとするとフルスペクトラムCBDではないんです。

それでもフルスペクトラムと書くのは、以前も書きましたが「国産」と謳ったほうが売れるというのと同じで、フルスペクトラム」と商品名に書かれていたほうが売れるからです。

そのことをキチンと説明しているメーカーや販売店であれば信用も出来ますが、ただフルスペクトラムだから効果抜群ですよ!などと書いている商品については、私達関係者からすると信用できないわけです。

だって、真実を記載していない以上、他にどんな嘘が混ざっているかわかりませんからね。

THCを完全に除去するのが難しい

昨年末に大騒ぎになったのがCBDメーカー最大手のエリクシノール・・・なぜかと言うと、税関でTHCが少量検出されてしまい、自主回収及び再検査などが行われたからです。

これによって海外からの輸入しか出来ないCBD製品すべてが検査されることになり、一時製品が供給されなくなったりしました。

なぜこんなコトが起きたのかというと、エリクシノールの該当CBD製品はフルスペクトラム抽出のものだったんです。

日本へ出荷するにはTHCを除去しなければなりませんが、すべてのカンナビノイドを抽出してからTHCだけを取り除くのは非常に大変な作業で難しいんです。

逆に言えば、エリクシノールのCBDは限りなくフルスペクトラムに近いことが証明されたわけでもありますが、最大手のエリクシノールで起きた事件なだけに大騒ぎになったんですね。

どんな成分が含まれているのかが明らかになっていない

抗炎症作用や集中力アップ、リラックス効果など、スポーツ界でもCBD製品は注目を集めており、有名選手なども常用しています。

ですが、アントラージュ効果が期待できCBD以外の有効成分も多く含むフルスペクトラムCBDは、まだ明らかになっている成分はごく一部で、まだまだわかっていない成分が多くあります。

そのため、スポーツ選手などは逆にフルスペクトラムを敬遠する人が多いんですよ。

それは、もともとヘンプに含まれる成分はドーピング検査に引っかかる可能性があり、CBDだけが違法成分リストから除外されているからなんです。

これらのことから、スポーツ選手はCBDのみを配合したアイソレートCBD製品を好んで使う傾向があります。

アイソレートはリーズナブルで安全性が高い

手前味噌で恐縮ですが、当店で扱うCBD製品はアイソレート製品のみ。

それは、他の抽出方法のCBD製品に比べて主要成分がCBDのみなので安全性はピカイチ。

フルスペクトラムのようなアントラージュ効果こそ期待できませんが、その分純度99%のCBDを配合しています。

また、フルスペクトラムなどに比べてリーズナブルなのも特徴なので、継続しやすいと評判ですよ。

最後に

優れた効果が期待できるカンナビノイドですが、まだまだCBD以外の成分についてはその安全性などは研究段階です。

CBDラボで取り扱うCBDブランド「カンナプレッソ」は、日本食品分析センターをはじめとした第三者機関から、THCはもちろん、ニコチンやホルムアルデヒド(発ガン性物質)を含んでいないことが証明されていますので安心してご利用になれますよ。

どうも最近体調が優れない、なかなか寝付けない、ストレスが溜まっているなどの体調不良のサインが出ているようでしたら、是非CBD製品をお試しになってみてください。