CBDオイルと何が違うの?ヘンプシードオイルやカンナビスオイルとの違いについて

今回は読者様からの質問にお答えする内容でお届けします。
ヘンプシードオイル、カンナビスオイルというものがありますが、これはCBDオイルと何が違うのでしょうか?
確かに気になりますよね、同じヘンプから抽出されるオイルですが、実はそれぞれに成分や効能の違いがあるんです。
「CBDオイルが欲しかったのに間違えた!」なんて声もちらほら耳にしますので、是非参考にしてみてください。
大麻には色々な呼び名がある
CBDは大麻から抽出される希少な健康成分ですが、この「大麻」は英語だと色々な名前で呼ばれています。
- カンナビス
- ヘンプ
- マリファナ
どれも大麻のこと指していますが、それぞれ微妙に意味が違います。
各オイルの違いをお話する前に、まずは、この3つの違いについて簡単に説明しますのでご覧ください。
カンナビス
まず、カンナビスというのは、主に麻科の植物全般を意味しており、加工前の大麻草そのものを指して使われることが多いです。
ラテン語やギリシャ語の"Kannabis(カンナビス)"が語源で、場所によっては麻の乾燥した花や種子のことを指すことも。
カンナビスという言葉は、違法使用に対する偏見をなくし、健康目的で利用しやすいように用いられ始めた言葉でもあるんですよ。
ヘンプ
ヘンプもカンナビスの一種で、特徴的なのは違法成分でもある「THC」の含有量がとても低く、一般的にはTHCが0.3%以下しか含まれていなものを言います。
また、後に説明する嗜好用大麻(マリファナ)と比べて、CBD成分が多く含まれているというのも特徴の1つですね。
産業用として栽培されていることがほとんどで、麻の繊維を使った衣服や紐などはもちろん、CBDもヘンプから抽出されています。
マリファナ
マリファナもカンナビスの1種ですが、圧倒的に違うのは、違法成分「THC」が15%から40%も含まれているという点でしょう。
つまり、マリファナというのは、嗜好用大麻のことを指しており、ヘンプとは似て非なるものということです。
大麻=マリファナという思い込みが、世界に対して、日本の大麻産業を大きく遅らている原因でもあります
CBD・ヘンプ・カンナビスオイルについて
カンナビスやヘンプなどの言葉の意味を理解したところで、それぞれのオイルの特徴や効能についてご紹介していきたいと思います。
見たことがある方だと、名前の違いも気になったかと思いますが、値段も全然違うことに驚いたのではないでしょうか。
そのあたりも含めてご説明していきますので、気になっていた方は是非参考にしてください。
CBDオイル
CBDオイルについては説明不要かもしれませんが、ご存知の通り、ヘンプから抽出されるCBDが含有されたオイルのことですね。
CBDはリラックス効果によるストレス軽減や睡眠に改善など、様々な効果が期待されているスーパー成分でして、これをオイルと一緒に摂取できるというのがこの商品のポイント。
すでにCBDを主成分とした医薬品として認可されているものもあり、サプリメントの域を超えた成分として世界中で注目を集めています。
ですが、CBDは熱や温度変化に弱く壊れやすい成分のため、CBDを抽出、製造するには手間とお金が掛かります。
ヘンプシードオイル
ヘンプシードオイルとは、その名の通り「ヘンプの種(実)」から抽出されたオイルのことで、単純な冷却圧縮で製造されるのが一般的で、CBDはほぼ含有されていません。
ヘンプシードオイルの最大の特徴は「オメガ6」と「オメガ3」の割合がベストに近いかたちで摂取できるという点です。
オメガは必須脂肪酸として健康や美容の維持に必要な栄養素ですが、実はヒトの体内では生成することができず、食品などから摂取する必要がある成分。
どうしてもバランスが偏りがちなオメガを、理想的な割合で摂取できるだけでなく、CBDオイルに比べると圧倒的に安価に作れるので様々な商品となって流通しています。
カンナビスオイル
カンナビスオイルとは、カンナビスから製造された全てのオイルのことを指します。
つまり、CBDオイルもヘンプシードオイルもカンナビスオイルの一種ということです。
ここで注意すべき点は、海外で販売されているTHC含有またはTHCのみオイルもカンナビスオイルに含まれることです。
日本国内での販売や持ち込みは禁止されていますので、販売名にカンナビスオイルと書かれていた場合、含有成分に注意して購入するようにしましょう。
各オイルの特徴や効能まとめ
各オイルの違いについて、簡単ではありますがお解りいただけたかと思います。
それぞれのオイルは成分も違えば、得られる効能も全然違うので、目的にあったものを買わないといけません。
特に、カンナビスオイルやヘンプ(シード)オイルについては、CBDと偽って販売している業者もいるので注意が必要です。
見分けるコツ
見分けるコツとしては、値段と含有量(率)をしっかり確認することです。
基本的にCBDオイルの場合、CBDが10%含まれる製品だと15,000円前後が相場で、5%であれば10,000円弱、1%で5,000円弱くらいなんです。
セールなどであれば話は別ですが、これを大きく下回るような安価な製品は、粗悪品かCBD製品ではない可能性が高いです。
10本10,000円でCBDオイルが買えた!と思ったら、全部ヘンプシードオイルだった・・・私の知り合いのリアルな話ですのでご注意くださいませ。
最後に
今回はCBDオイル、ヘンプシードオイル、カンナビスオイルのそれぞれの違いや効能についてご紹介しました。
どれも素晴らしいオイルなんですけどね・・・CBDが流行っているからと、誤解させて販売している業者がいるのは確かですので、ご購入の際は十分にお気をつけください。
余談ですが、これも知識不足なのか騙さそうとしているのかわかりませんが、どのオイル製品も電子タバコで吸うことは出来ませんし、そんなことをしたら壊れます。
晒すようなことはしませんが、ヘンプシードオイルをCBDオイルと偽り、更に電子タバコでも吸えると書いていた販売者もいましたので、皆様は騙されないように気をつけてくださいね。
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